ディープリラクセーション

✦ 脳の休息と内なる静けさへ

〜ヨガニドラとサンカルパのやさしいはじめ方〜

日々、わたしたちの頭はたくさんの情報や感情を処理し続けています。

つねに働き続ける脳を一度そっと「オフ」にしてあげる時間。

それが ヨガニドラ(寝たまんまヨガ) です。

仰向けでただ横になり、ガイドの声に身をゆだねるだけ。眠りと覚醒のあいだの “まどろみの領域” へと入っていくと、潜在意識にアクセスしやすくなり、深い休息と浄化が自然と起こります。

そしてこの時間にそっと唱えるのが、サンカルパ(内なる決意)。

初めての方でも迷わずつくれるよう、サンカルパの書き方をわかりやすくまとめました。

✧ サンカルパとは

サンスクリット語で「意思・決意・誓い」を意味します。願い事ではなく、「どんな自分で在りたいか」という内側の方向性を言葉にしたもの。

ヨガニドラでは、このサンカルパを最初と最後に心の奥で静かに唱えます。

潜在意識がひらいているタイミングなので、その言葉は深く浸透し、日常の選択や在り方を自然と調整してくれるようになります。

✧ サンカルパの決め方

①短く・肯定形で

脳と潜在意識は、シンプルで前向きな言葉ほど受け取りやすいもの。否定語(〜しない)は使わず、すでに叶っている形で書きます。

例

・私は穏やかさと共にある

・私は健やかに満ちている

・私は自分を大切にしている

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②“願望”ではなく “状態” を選ぶ

「◯◯が欲しい」「△△になりたい」という外側の願望ではなく、自分がどんなエネルギーで在りたいか を大切にします。

例

× 痩せたい → 〇 軽やかに調和している

× 不安をなくしたい → 〇 安心が内側から湧いている

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③抽象度は高めでOK

ヨガニドラは潜在意識に触れる練習。

言葉は、余白があるほうが深く馴染みます。

例

・私は静けさと共に在る

・私は愛を受け取り、愛を広げている

・私は本来の自分に還っていく

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④“今の自分”がほっとする言葉を選ぶ

サンカルパは“努力”のためのものではありません。

言葉を心の中で唱えた瞬間、胸やお腹がふっとゆるむ。そんな優しい響きがベストです。

チェック方法

「その言葉を唱えたとき、身体はどう感じる？」

→ 緊張するなら調整、温まるならOK。

例

・私は澄んだ意識で満ちている

・私は、やさしさを循環させています

・私は本質へと静かに戻っている

・私は健やかさと共に毎日を歩んでいる

・私は自然と調和している　など

✧ ヨガニドラの時間がくれるもの

ヨガニドラの後は、多くの方がこう感じられます。

・頭が軽く、クリアになった

・身体の深い層がゆるんでいる

・静かな安心感に満たされている

・なぜか涙が出た（浄化）

・自分に優しくなれた

・その日の夜はぐっすり眠れる

音、呼吸、そしてまどろみ。

すべてが自然と内側の調律をしてくれるような、そんな時間です。

✧ 最後に

サンカルパは「願いを叶える」ための誓いではなく、ただ 方向性を優しく照らす “心の灯り” のようなものです。

がんばらなくていい。願いを細かく調えなくていい。今日のあなたにとって、“ほっとする言葉” がひとつあれば十分です。

ヨガニドラは、静けさのなかで本来の自分へ戻っていく、やさしいリセットの時間。

あなたの内側の光が静かに広がり、心と身体をやさしく満たしますように。

ご参加の皆様へ。

◉ご来店の際はご来店時の手指消毒のご協力をお願いいたします。

◉準備するもの：動きやすい格好、ヨガマット、フェイスタオル、お水、ブランケットや靴下など(寒い場合)

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＊好転反応について

音の癒しは心地良いものですが、私たちが思っている以上に深い部分にまで影響します。

好転反応という一時的に一種の浄化反応と言える、身体的・感情的な変化が起こることがありますので、その場合は水分を多めにとり、ゆっくりとお過ごしください。